念願の絵本が出ました。

ところで　私のベッドの横は斜めの壁になってて　天窓があります。
それは　子供の頃に見た絵本の、ハイジとクララが並んで干し草のベッドに寝転んで　星空を見ていた・・・という場面に　ずーっと憧れていたからです。

ずいぶん昔から　世界中で愛されている、スイスの女性作家ヨハンナ・スピリさんの「アルプスの少女　ハイジ］

この物語を絵キルトで作ることになって　訳者の違う３冊の本を　数回ずつ読むうちに　予想以上の感動と親しみを感じ、子供の頃とはまた違った意味で大好きになりました。

この感動や　私の思う「現代にこそ伝えたいメッセージ」というものは　やはり原作を読んでいただかないと・・と思います。

そこで　（ひょっとしたらアニメのイメージで完結してるかも？）と思うこの物語をぜひもう一度　子どもたちや　さまざまな方たちに読んでいただけるきっかけになればいいな、と思い、一生懸命に取り組みました。

とは言っても、私にとっても「テーマ」を与えられ、それが大好きな世界であると　その制作過程は　とても楽しく幸せなものでした。

改めて布や糸やリボンやビーズの持つ魅力を味わいながらの作業でした。

服装や自然の描写等、リアル感よりも　私なりの表現に転換させていただいたとこあり、それも含めてお楽しみいただければ、と思います。

もう一つ・・
この絵本には　温かく印象的なピアノ伴奏と朗読を聴くことができるようになっています。
巻末のＱＲコードを読み取っていただくのです。

親子で一緒に楽しんでいただければ幸いです。